相談は専門家に……素人の中傷みたいな相談箱より、占いのほうがましかもしれない
「人生は、季節がめぐるようにつねに変化しながら、浮き沈みを繰り返します。つまり、永遠の幸せもなければ、永遠の不幸もないのです」
これ、タロットカードの教科書、
「運命の輪」の解説の一文です。
昔持ち歩いていたバッグを片付けようとしたら、
中からタロットが出てきました。
一枚引いたら、運命の輪でした。
個人的には、
今日は「就労移行支援」の見学で、
雰囲気の良いところだったので、
来月、体験に行ってから、
たぶん、通うことになると思います。
うまく就職につながるといいんですが。
(気が早すぎるかな)
実は数日前に、
何か参考になることはないかと、
「ヤフー知恵袋」で、
貧困や障害について検索したんですね。
すると、ひどい回答ばかりなんです。
「特別な才能がない発達障害はオワコン」
「絶望してます→現状維持で」
とか、もうここに書くのも嫌な内容が。
誰も、質問者のことを思って書いてない。
どうでもいいよ的な。
中には、当事者が当事者に向かって、
「あきらめろ」
「人生に意味なんかないですよ。私も自殺の仕方を考えています」
読んでたらこちらが死にたくなるような回答。
知恵袋のせいで自殺した人いるんじゃないかな。
そこで気づいたのは、
実際に会って相談に乗っていただいた、
専門家や支援者との違い。
専門家は、言うことが具体的です。
「スキルがなくて就職できそうにない、絶望です」
「なら、訓練してくれる所にまず行ったらどうかな」
「生活費がなくなりそうです」
「それなら、医療費だけでも生活保護とか支援してもらったら?」
間違っても、死ねば?とか、どうでもいい差別的な対応はしません。
だって仕事ですから。
ヤフー知恵袋をはじめとする相談コーナーは、回答者が素人、一般人ですね。
ですから、私的な差別感とか偏見とか、
「こいつ、めんどくせえな」
というのも、むき出しに書いてきたりします。
そういうの、
心が弱ってるときに読むと、
致命傷になりかねない。
勢いで絶望して自殺しかねません。
当事者の悩みは深いですから。
胡散臭いと言われる占いですが、
よく言われるように、
誰にでも当てはまることが書いてあります。
そして、占いの本には、
「悪いカードが出ても、未来につながるようアドバイスを」
みたいなことが書いてあります。
「死神」が出たからって、いきなり、
「あんた、死ぬよ」とは、
たぶん言いません(人によるとは思いますが)
ヤフー知恵袋で「障害者死ね」みたいな、
何の解決にもならない回答を見るより、
占いカードで悪いカード引いたほうがマシです。
クックパッドなら、素人が作ったレシピでも、
最悪「おいしくなかった……」で済みますが、
人生、特に病気や障害が絡んでいる場合は、
部外者にアドバイスを求めないほうが良い。
ここ数日で、そう感じました。
ちなみに、私が就職したいと言った時の反応も、
一般の人
「何の能力もない障害者が?無理でしょ?」
就職支援の人
「じゃあ、スキルを学べる場所に行きますか」
別な支援の人
「うちでは去年10人は就職してますよ」
こんだけ違うんです。
相談するときは本当に、
相手を選ばなきゃだめなんですね。